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2013年9月の2件の記事

真円の月

家路の途中で見上げた夜空に
眩しく輝く真円の月が、
暗い夜道をぼんやり照らす。

狭い路地は薄く明るく、
かげろうのように、幻のように
遠くのあなたを映し出す。

今、私が見ている同じ月を、
あなたも見上げているのが分かる
二人の心を一つにする月の光だから。

遠距離恋愛は離ればなれなんかじゃない、
同じ時間に同じ月を見られるのなら
二人の心と心の間はゼロセンチ。

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流木

遠い山から流されて、
海をただよう1本の木。
波にたたかれ、風にさらされ、
強い日差しに焼かれ、
冷たい月に照らされて
形が無くなるまでに何年も海に浮かび、
いつか朽ちるまで揺れ続ける
私の心のよう。

山にいた事など
遠い記憶の隅で消え去る。
波にもまれ、人の摩擦にさらされ、
強い嫉妬に焼かれ、
冷たい視線にさらされて
おぼれそうな、あなたを助けたのは、
少女の頃に山で出会った、
暖かな流木

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