真円の月
家路の途中で見上げた夜空に
眩しく輝く真円の月が、
暗い夜道をぼんやり照らす。
狭い路地は薄く明るく、
かげろうのように、幻のように
遠くのあなたを映し出す。
今、私が見ている同じ月を、
あなたも見上げているのが分かる
二人の心を一つにする月の光だから。
遠距離恋愛は離ればなれなんかじゃない、
同じ時間に同じ月を見られるのなら
二人の心と心の間はゼロセンチ。
家路の途中で見上げた夜空に
眩しく輝く真円の月が、
暗い夜道をぼんやり照らす。
狭い路地は薄く明るく、
かげろうのように、幻のように
遠くのあなたを映し出す。
今、私が見ている同じ月を、
あなたも見上げているのが分かる
二人の心を一つにする月の光だから。
遠距離恋愛は離ればなれなんかじゃない、
同じ時間に同じ月を見られるのなら
二人の心と心の間はゼロセンチ。
遠い山から流されて、
海をただよう1本の木。
波にたたかれ、風にさらされ、
強い日差しに焼かれ、
冷たい月に照らされて
形が無くなるまでに何年も海に浮かび、
いつか朽ちるまで揺れ続ける
私の心のよう。
山にいた事など
遠い記憶の隅で消え去る。
波にもまれ、人の摩擦にさらされ、
強い嫉妬に焼かれ、
冷たい視線にさらされて
おぼれそうな、あなたを助けたのは、
少女の頃に山で出会った、
暖かな流木
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